このQ&Aは、説明会当日の質疑応答と、事前に寄せられた質問の概要をまとめたものです。
Q.入試の過去問に音響学についての知識を問う設問がありますが、対策に有効な音響学の書籍はありますか。
A.音響学のごく初歩を説明する書籍であれば足りるかと思います。具体的には小泉宣夫「基礎 音響・オーディオ学」(コロナ社)、日本音響学会 編「音響学入門」(コロナ社)など、広い範囲をカバーしたものがよいでしょう。また、過去問を参考にして自身に必要な知識を考えてください。
Q.修士論文と作品の組み合わせで卒業する場合、作品はどの程度成績評価の対象となりますか。作品が評価の対象となる研究分野はどこですか。
A音楽音響創造研究分野の修士課程では、論文に作品を添付することができますが、修士論文が評価の対象になります。
Q.修士課程への願書提出にあたって、どんな書類と作品を準備しなければなりませんか。作品に対する要望はありますか。そして作品はどうやって提出すればよいでしょうか。
A.募集要項をご参照ください。特に要望はありませんが、修士、博士の2年間・3年間で達成できるものか、また、大学院における研究としての意義があるものかなどが問われます。
Q.ECMジャズやバロック、ルネサンス音楽を中心にして研究しています。大学では古楽器(リュート、チェンバロなど)での研究ができますか。
A.「古楽器での研究」がどのような研究形態か分かりませんが、少なくとも音楽音響創造分野では、楽器演奏技術の指導は行っていません。
Q.研究室の訪問はするべきでしょうか。
A.必ず訪問するべきということはないですが、研究テーマがここの研究室で達成できるものかどうかなど不安があれば、音楽環境創造科教員室経由で質問メールをしていただいて構いません。必要な場合は早めに、少なくとも願書を出すよりも前にご連絡ください。基本的にはメールで回答しますが、実際に会う必要がある場合は訪問していただくこともあるかもしれません。
Q.学生の履修スケジュール等、大学院での研究ペースや過ごし方のイメージについて教えてください。
A.学生個人ごとの研究対象に応じて異なりますが、修士課程では2年目の12月に論文を提出する必要がありますので、研究のペースは速く、忙しく過ごすことになります。
Q.どの研究室で研究すべきか定まっていない場合、入ってから研究室を決めたり横断して研究することはできますか。
A.たとえば修士の場合、入って2年で修士論文を書き終えることになるので、研究内容は入る段階でしっかりと定まっている必要があります。ただし別の研究室の先生にも研究について相談することは可能です。
Q.研究生の受け入れ人数は決まっていますか。
A.人数は決まっていません。一定のレベルを満たしているかどうかや、希望の研究室が人数などの都合上研究生受け入れ可能であるかなどによって検討します。
Q.提出作品の音楽ジャンルに制限はありますか。
A.録音:特に制限はありません。どういう観点、どういう条件で録音・ミックスしたものかがきちんと書かれていれば良いです。
創作:特に制限はありませんが、音楽音響研究分野で研究・制作する意味、誰が審査するのかをよく考えてください。