教授/社会学、文化研究
音楽はそれだけで閉じられた領域ではありません。音楽が文学や批評、視覚芸術といった文化実践と関連しているのはもちろんですが、それはさらに政治や経済、社会などのほかの領域とも密接に絡み合っています。文化理論の研究や実証研究、社会調査、フィールドワークや実践的な活動を通じて、ポップ・カルチャーからハイ・カルチャーまでさまざまな領域の「文化」を読み解いていきたいと思います。
専門は社会学・文化研究。特にメディアや文化と政治の関係を考察している。京都大学経済学部卒。ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ MA(メディア&コミュニケーションズ)、同PhD(社会学)。九州大学大学院助手・助教授を経て現職。2002〜2003年ロンドン大学客員研究員。Inter-Asia Cultural Studies (Routledge) 編集委員。主著に『文化=政治:グローバリゼーション時代の空間の叛乱』(2003年、月曜社)『ポピュラー音楽と資本主義』(2007年、せりか書房)など。