このQ&Aは、説明会当日の質疑応答と、事前に寄せられた質問の概要をまとめたものです。
1.授業や履修について
Q.数学や物理の知識はどういった面で活かされるのか教えてください。
A.音響を学ぶにあたっては理数が少なからず必要で、微分積分などの知識があると音響への理解を深める際に役立ちます。もちろんほぼ勉強せずに入学する学生もいるため、数学や物理を学ぶ機会(授業)は入学後にも設けられています。入学までに深く勉強していなくても大丈夫です。
Q.全く音響の知識がなく演奏活動などしか経験していない状態で入る学生は毎年どのくらいの割合でいますか。
A.音響のことを勉強してきたという学生はほぼいません。我々としては音響についてイチから学んでいただくという想定でカリキュラムを組んでいます。
Q.大学院の音楽音響創造分野に進学する学生の内部:外部の割合はどれくらいですか?
A.年によってだいぶ違いますが、だいたい半々くらいです。外部からの進学がとりわけ厳しいということはありません。
2.プロジェクトについて
Q.興味のある分野はプロジェクトを一つにしぼることが難しい分野ですが、プロジェクトを跨いで授業を受けることはできますか。
A.複数のプロジェクトに同時に入ることは原則できませんが、どの教員もプロジェクト外の学生からの質問を断ることはないので、ひとつのプロジェクトに軸足をおいて他のプロジェクトの先生にも相談をする、という形で学ぶことができます。
Q.プロジェクトは好きなものを選べるのでしょうか。成績順に割り振られるのでしょうか。
A.現時点では好きなところを自由に選べるようになっています。あまりにも偏りがあった際は仕組みが変わる可能性はあります。
Q.熊倉研究室では関わるアートプロジェクトを選べるとのことでしたが、決めるまでにイベントやその場所に見学に行くことはできますか?
A.6月にプロジェクトへ配属されたあと一通り先生の話や先輩の話を聞き、7月末ごろに決めることになりますが、それまでに見学・体験する機会はできるだけ設けられています。また、一度参加しても成長して関心が変わっていくこともあるので、移動の相談をすることも可能です。一人ひとりをキュレーションする気持ちで指導しています。
Q.途中でプロジェクトを変えることはできますか?
A.学年の切り替わりのタイミングで変更できますが、3年生から4年生では変更できません。プロジェクトによっては4年間かけて積み上げていくということも多いため、色々なプロジェクトを体験したい、と簡単にプロジェクトを移ることは基本的にできません。
3.学校生活について
Q.学生は自由にスタジオを使用できますか。
A.プロジェクト音響の学生が1年ほど履修すると「スタジオ検定」というテストを受けることができ、それに合格すると使用できるようになります。それ以外の学生が使いたい場合は、スタジオ検定を持っている学生と組んで使うことになります。
Q.スタジオで使用するソフトウェアは何ですか。PCはどこに置かれていますか。
A.世界的に使われているProToolsがメインですが、Reaperなど他のソフトウェアもインストールされています。PCはスタジオの機械室、演習室や講義室にあります。
Q.藝心寮の防音室付き個室の場合、自室での楽器練習は可能でしょうか。
A.住んでいる学生によると、防音室付き個室は楽器練習が可能な防音効果があるようです。しかし、防音室付きの部屋は数が少なく競争率が高いようです。寮内には共通で使える楽器練習室があるので、そちらを利用していただくことも可能です。
Q.藝心寮のセキュリティについて教えてください。
A.原則として自分が住んでいるフロアにしかアクセスできないようになっているため、外部の人が入るということはない仕組みになっています。別フロアの学生が遊びに来る場合は、迎えに行くなどの形で対応しているようです。
Q.自宅生以外で藝心寮にお住まいでない場合、一般の防音付きマンションに居住されていることが多いのでしょうか。斡旋の情報があれば合わせて教えてください。
A.音楽環境創造科の学生の多くは演奏を主専攻としていないので、防音室の無い一般のアパートやマンションに住んでいる人がほとんどです。住居については大学としては斡旋していませんが、大学生協にてご案内しているようです。
4.入試について
Q. 2次試験の「表現」において、部屋の大きさとスピーカーの種類を教えてください。
A.部屋の大きさについては募集要項に記載があります。たとえば2023年度の面接においては募集要項50ページに記載されているように幅約8m×奥⾏き約6m、天井の⾼さは約2m30cmでした。スピーカーについては毎年同じものを用意できるかわかりませんが、昨年度は高さ1mほどの床置きのトールボーイスピーカーをステレオで設置していました。
Q. 以前のQ&Aで「自分が過去に制作した作品を映像で流すことをパフォーマンス・プレゼンテーションとして認める」との回答がありましたが、自分で制作した楽曲のみを流すことはこれに含まれますか。
A.音楽の再生だけでも大丈夫です。
Q.CD、DVD、Blu-Ray機器が用意されていると明記されていますが、それらは外部のスピーカーや、モニターに接続されていますか。そして、こちらでその接続ケーブルなどを用意する必要はありますか。
A.それらの機器はスピーカーやモニターに接続されています。他にもHDMIケーブルとステレオミニフォン端子は用意していますが、スマートフォンやPCから繋ぐための変換アダプターに関してはご自身で用意してください。
Q.面接の際に音楽などをBluetoothで接続することは可能ですか。
A.募集要項に記載がないものは用意されていないとお考えください。Bluetooth接続を使用したいのであればBluetooth対応のスピーカーをご持参いただく形になります。