東京藝術大学 音楽環境創造科

亀川 徹

教授/音響学、録音技術

音とは何か。音響や録音技術を学ぶことで、音についての理解を深め、音楽や音を用いた表現のために必要な能力を養います。マイクロホンやミキサー、録音機といった録音に関するさまざまな機材の扱い方を習得し、音楽・音を録音するための基礎技術を踏まえた上で、インターネット、放送、映画などの様々なメディアにおける音表現の可能性ついて考察していくことをめざします。また22.2マルチチャンネル音響など最先端の音響技術についての研究を通じて、将来への音の表現手法の可能性を探っていきたいと考えています。

九州芸術工科大学音響設計学科卒業。日本放送協会(NHK)にて番組制作業務(音声)に従事し、N響コンサートなどの音楽番組を担当するとともに、ハイビジョンの 5.1 サラウンドなど新しい録音制作手法の研究に携わる。2002年10月より音楽環境創造科に就任。著書に『音を追求する』(2016年、大橋、佐藤編、共著/放送大学教育振興会)、『音響技術史』(2011年、森、君塚、亀川共著/芸大出版)、『サラウンド入門』(2010年、沢口、中原、亀川共著/芸大出版)などがある。AES、日本音響学会、日本音楽知覚認知学会、日本オーディオ協会、日本音楽スタジオ協会会員。博士(芸術工学)。