リコーダー奏者の鈴木俊哉氏によるゲスト講演が10月9日に行われます。鈴木俊哉氏と弦楽四重奏のために、既に多くの作品が著名な作曲家により書かれました。そのレパートリの作品解説、演奏形態などについて講義をしていただきます。
ちなみに2019年2月19日に東京芸術大学、音楽環境創造科にて、同演奏家による、学生達の作品も含む新曲発表のためのワークショップ+演奏会が行われます。この作品では人工知能と作曲の試みが行われます。
タイトル:「リコーダーと弦楽四重奏」
日時: 2018年10月9日、14時40分より
場所: 東京芸術大学 音楽環境創造科
千住キャンパス、第2講義室
講義概要: リコーダーの歴史において最盛期であるバロック時代、ヴィヴァルディを頂点に「リコーダーと弦楽四重奏(通奏低音)」の編成で数々の傑作が生まれました。それを踏まえて、21世紀の新たな視点で作曲するにあたって、その可能性、問題点、意義等についての話をします。
鈴木俊哉 Tosiya Suzuki
アムステルダム音楽院卒業。リコーダーを花岡和生、W.ファン・ハウヴェに師事。リコーダーの可能性と技術の開拓に 取り組む。L.コーリ、B.ファーニホウ、L.フランチェスコーニ、原田敬子、細川俊夫、伊藤弘之、野平一郎、S.シャリーノ、湯浅譲二といった作曲家たちと共同作業をおこない、彼等の作品を初演す る。ウィーンモデルン、チューリッヒ新音楽の日、ガウデアムス、ダルムシュタット、ISCM世界音楽の日々、秋吉台、パリの秋、武生、ロワイヨモン、コンポージアム、ヨーロッパ・アジア国際現代音楽祭、クランクシュプーレン、トンヨン、フェスティバル・ア・テンポ、メルボルンR.C.オープニングフェスティバル、ルーマニア国際現代音楽祭、アジアーゴ音楽祭、サントリーサマーフェスティバル、中国-アジア音楽週間、ニュージーランド・フェスティバル、Etching Festival、Melos-Ethos Festival等の音楽祭にソリストとして参加。ヨーロッパ、アメリカ、アジア各地で現代奏法に関するワーク ショップやリサイタルを行う。’02年のダルムシュタット夏期講習会講師。東京都交響楽団、セントラル愛知交響楽団等と共演。また、京都府教育委員会の派遣講師「夢大使」として子供たちにもリコーダーを教え、京都府の各小学校だけでなく、国内や台湾の小中学校でも教える。ソロCD 「Tosiya Suzuki Recorder Recital」はドイツの音楽ジャーナル、音楽と美学協会よりMusic & Ästhetik Interpretationsprize 2003を受賞。他に、名古屋市民芸術祭賞、ダルムシュタット奨学生賞、クラーニッヒシュタイナー音楽賞、中島健蔵音楽賞、創造する伝統賞、佐治敬三賞を受賞。エリザベト音楽大学特別講師。 www.tosiyasuzuki.com/