本シンポジウムは様々な顔を持つ「ゲーム音楽」というジャンルを、固有の領域を持った鑑賞対象の音楽として捉え直そうという試みです。
「ゲーム音楽」は、テレビゲームの中で使われているBGMです。
けれども、同時に様々なジャンルを内包する横断的な楽曲群として、今ではゲーム愛好家を越えて、多くの人に広く聞かれ、さまざまな場所でコンサートという形式で演奏されることも増えて来ました。
ゲストに、「クロノ、トリガー」、「ゼノギウス」のゲーム音楽の作曲家として知られる光田康典氏をお招きして、齋藤健二氏(株式会社2083)とともに、「ゲーム音楽」の魅力、その制作過程、産業構造、そしてこれからの「ゲーム音楽」について議論します。今回に、特に「ゲーム音楽」にしばしばみられる民族音楽的な要素をどのように理解すればいいのかということも考えてみたいと思います。
シンポジウムの最後に、神永大輔氏を中心にSUPER JOHN BROTHERSによる「ゲーム音楽」演奏実演も予定。
開催概要
2012年9月13日(木)18時半〜20時
場所:東京藝術大学千住キャンパススタジオA(3F)
〒120-0034 足立区千住1-25-1
北千住駅下車徒歩5分
入場無料/学生優先先着100名
※一般の方の参加受付は応募多数のため締め切らせていただきました。
学生の参加希望者は土屋ユリ(yuri-tsuchiya88@siren.ocn.ne.jp)までご連絡ください。
登壇者
光田康典(有限会社プロキオン・スタジオ)
齋藤健二(株式会社2083)
神永大輔(尺八奏者)
土屋ユリ(東京芸術大学大学院修士課程)
司会:毛利嘉孝(社会学者、東京芸術大学准教授)