恒例の寄せ場巡演路上芝居を好評のうちに了え、いよいよ三重・芸濃町での野戦攻城に挑む水族館劇場。
藝能の源流をさかのぼって前近代の悪場所を通過する集団意思の原基にせまる、その出陣ステートメントを中心に、廣末保と松田修を背景にもつ近世文学研究者・小二田誠二を交え「悪場所」の可能性を議論する。
開催概要
日時:2016年2月9日(火)19:00-21:00
場所:東京芸術大学 千住キャンパス1F 第1講義室 (足立区千住1-25-1)
主催:東京藝術大学音楽環境創造科 毛利嘉孝研究室
入場無料・予約不要
お問い合わせ:mouri (at) ms.geidai.ac.jp (at) を@に変えてください。
第1部
さすらい姉妹「ぢべたすれすれバッタもん」短縮版(約 20分)映像上映
第2部
鼎談・水族館劇場の悪場所をめぐって
桃山邑(水族館劇場)+ 小二田誠二(静岡大学)+ 毛利嘉孝
ゲスト略歴
桃山邑(ももやまゆう)
水族館劇場座付役者。日本藝能の源流である散楽的芝居の宴を建立しつづける現代河原者。神社の境内に巨大テントを掛け、大量の本水を使ったメラヴィリア・スペクタクルを展開。
小二田誠二(こにたせいじ)
1961年生。静岡大学人文社会科学部教授。主に江戸時代の文献を材料として、メディアと表現の問題を考えている。『死霊解脱物語聞書』監修。「すべての怪談は事実であること」(『幽』24号)など。