東京藝術大学 音楽環境創造科

アートピクニックTOCO企画展【終了】

8月31日(月)から 9月6日(日)にかけて、本学音楽環境創造科准教授の市村作知雄氏が代表を務める、「よこはまばし アートピクニックTOCO」にてビデオ・アーティスト大江直哉の個展が開催されます。

よこはまばし アートピクニックTOCOは、歴史的な建物、空きオフィスや倉庫などを転用し、アーティストやクリエイターのための制作環境に生まれ変わらせる実験的な試み『芸術不動産』のモデル物件です。横浜橋商店街エリアにある民間の古い家屋をコンバージョンした新たなアートの現場として、今年6月にオープンしたばかりで、ギャラリー、アトリエ、カフェスペースからなっています。今回、ギャラリーにてビデオ・アーティスト大江直哉の初の個展を開催します。企画は、本学音楽環境創造科助手の齋藤理恵がつとめます。横浜方面にいらした際は、ぜひ足をお運びください。

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去勢されたメディア:自己—— castrated media: I 大江直哉

【日時】
2009年8月31日(月)- 9月6日(日)
14:00〜19:00(最終日 18:00迄)
入場無料

【会場】
よこはまばし アートピクニックTOCO

<<東京・ヨコハマ方面から>>
JR線/相鉄線/東急線/京急線 など「横浜」から
市営地下鉄「湘南台方面」乗車(約10分)
「坂東橋」下車、1A出口より徒歩2分
または、JR/市営地下鉄「関内」駅から大通り公園沿いに徒歩約10分

【展示概要】
ビデオ・アーティスト大江直哉の、初となる個展です。
メディアと自己との閉塞的な対話に挑む、「FLAT MEDIA SYSTEM」(2007年)、リアルタイムのテレビ映像にノイズを施した、実験的なインスタレーション「Black Box Video Sound」(2008年)、そして最新作のビデオ・オブジェ、「After book」(2009年)を紹介いたします。

濃密な時間と空間が描き出されるなか、「骨抜きにされたメディア」=社会を暴く過程は、鑑賞者となる私たち自身の存在をも揺らがすことになるでしょう。

昨今のメディア報道や表現を巡る問題に関心のある方もそうでない方も、自己の中で思索を続ける大江の作品を、ぜひご覧いただければと存じます。

*開催地・展示の詳細につきましては、
http://rhizome-tv.net/castratedmedia/index.html
をご覧ください。

【レセプションへのご招待】
9月5日(土)18:00より
*作家によるビデオ・パフォーマンスを予定
*パフォーマンス終了後、作家と企画者によるミニ・トークを開催します。みなさまのご来場をお待ちしておりますので、お気軽にご参加ください。

【関内外OPEN! のお知らせ】
本展示は、「横浜で、芸術まちあるき。」の企画のひとつである、ヨコハマ・クリエイティブ・シティ・センターによる「関内外OPEN!」に参加させていただいています。
9月4日(金)〜9月6日(日)にかけて行われる本イベントでは、関内、関外地域にあるビル、などで、オープン・スタジオやイベントが行われ、よこはまばし アートピクニック TOCOも参加しています。ツアーも組まれていますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。
詳細は、http://www.yaf.or.jp/ycc/openstudio/をご覧ください。