ヴァイオリン奏者の亀井庸州氏のゲスト講演が10月2日に行われ
タイトル: ヴァイオリンの歴史的背景、
日時: 2018年10月2日、14時より
場所: 場所: 東京芸術大学 音楽環境創造科
千住キャンパス、第1講義室
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現代のヴァイオリン奏法、および特殊奏法は、 基本的に近代または20世紀以降に成立した楽器理念によるものが 主である。本講義では、 そもそもヴァイオリンが成立した17世紀ごろの社会通念から、 現代を通しての楽器理念、音響構造を再認識することで、 音響体としてのヴァイオリンを、 現代の作曲においてさらに適切に取り扱う事を目的とする。
亀井庸州
5歳よりヴァイオリンを始める。 2005年よりベルギー王立リエージュ音楽院において、ジャン= ピエール・プーヴィオン、ギャレット・リスト、 大久保泉らのもとで欧州の20世紀音楽や即興演奏を学んだほか、 各氏とは欧州各都市にて共演。また、 2006年と07年にはナミュール国際古楽器講習会に参加し、 バロックヴァイオリンの演奏を修得している。 2007年より拠点を日本へ移したのちは、 引き続き同世代の作品初演活動に携わる。 オペラシティコンポージアムシリーズ、 サントリーサマーフェスティバル、 みなとみらいホールJustComposedシリーズ、 武生国際音楽祭などへ出演し、内外の作曲家による室内楽、 ソロ作品の初演、再演を中心として活動している。 これまでに初演した作品は100曲あまり。 また尺八の演奏として、古典本曲の研鑽を中心に、 スタジオワークスやオリジナルアレンジなどでの演奏も行なってい る。 弦楽四重奏として携わった鈴木俊哉リコーダーリサイタルにおいて 第14回佐治敬三賞を受賞。これまでにヴァイオリンを七沢清貴、 荒井英治、大久保泉、尺八を横山勝也、柿堺香の各氏に師事。