東京藝術大学 音楽環境創造科

プロジェクト[アートプロデュース]:関連記事

対話と支え合いの評価手法 ピアレビュー入門!すみだ川アートラウンド・ハブ ― 評価を通じて文化活動が出会う

「すみだ川アートラウンド・ハブ」は、隅田川流域7区(北区・足立区・墨田区・台東区・荒川区・江東区・中央区)を舞台にまちづくりや文化、アートにまつわる事業を展開するNPO、文化・芸術団体のネットワークづくりをしています。昨年度は、「アウトリーチ」をテーマに、それぞれの場所に根差した文化芸術活動を行っている団体に着目し、隅田川流域で活動する4団体を招き、2団体ごとにお互いの事業内容などについてピアレビュー(同業者による相互評価)を行いました。今年度も隅田川流域の団体を対象にピアレビューを実施し、その成果報告会も予定しています。

それに先立ち、今回は「ピアレビュー入門編」として『アートプロジェクトのピアレビュー 対話と支え合いの評価手法』(2020年、水曜社)の出版にも携わり、さまざまなコーディネート、コンサルティング業務を通してアートプロジェクトに伴走してきた若林朋子さんをお招きし、公開講座を実施します。講座では、アートプロジェクトの評価やピアレビューの基礎知識や実践方法などについて学びます。

「ピア」とは「同僚や仲間」のこと。「ピアレビュー」は自分たちと似たプロジェクトの視点を借りて自身を見つめ直す写し鏡のような評価方法です。本講座を通して、文化芸術活動に携わる方々が、ピアと出会い、ネットワークが形成されていくきっかけとなることを目指します。

開催概要

2023年7月22日(土)14:00~15:30 開場 13:30

会場
東京藝術大学千住キャンパス[東京都足立区千住1-25-1]
会場交通案内はこちら

登壇者
熊倉純子(東京藝術大学 教授)
若林朋子(プロジェクト・コーディネーター/立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科特任教授)
森隆一郎(合同会社渚と 代表社員 / アーツカウンシルさいたま プログラムディレクター)

内容
すみだ川アートラウンドについて:コレクティブ化構想とは?:熊倉純子
ピアレビュー概論:若林朋子
ピアレビューの報告とこれから:森隆一郎

開催形式
会場参加および
オンライン参加(Zoomウェビナー)
(要事前申込)

定員
会場参加:50名 (先着順)

参加費無料

お申込み
会場参加・オンライン参加ともに、下記のGoogle フォームよりお申込みください。(7月20日16:00締切・ただし、定員になり次第締め切らせていただきます)

https://forms.gle/s6uMek2gPGipPmTRA

※ オンライン(Zoomウェビナー)への参加URLは開催2日前までにメールにてご案内いたします。メールが届かない等の不具合がありましたら、下記お問合せ先までご連絡ください。
※個人情報は厳重に管理し、本事業の運営およびご案内にのみ使用します。

主催
東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科

お問合せ

すみだ川アートラウンド 運営事務局
MAIL:sumida.artround★gmail.com
※アドレスの★を半角の@に変えてお送りください

登壇者プロフィール

若林朋子(プロジェクト・コーディネーター/立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科特任教授)

1999~2013年企業メセナ協議会勤務時に、芸術支援と評価の研究に取り組む(エピソード評価やピア・レビュー等)。2013年よりフリー。各種事業のコーディネート、調査研究、NPOの運営支援や自治体の文化政策等に関わる中で、芸術助成プログラムの立案、審査、評価なども行う。分担執筆に『アートNPOデータバンク2018-19「実践編!アートの現場からうまれた評価」』(アートNPOリンク)、編著 『アートプロジェクトを評価するために』(東京都歴史文化財団)ほか。

森隆一郎 (合同会社渚と 代表社員 / アーツカウンシルさいたま プログラムディレクター)

1966年東京生まれ。90年代より江東区文化センターやティアラこうとうで企画制作を担当、並行して2002年からアサヒ・アート・フェスティバルに立ち上げから参画。2007年いわき芸術文化交流館アリオス マーケティングマネージャー、2012年からアーツカウンシル東京 広報調整担当課長。2018年独立。陸と海の境界線が揺らぐ場 =「渚」にちなんで、アートと社会の間に新しい関係性を育むことを目指す「渚と」として活動開始。その他、東京藝術大学すみだ川アートラウンド・ハブ・ディレクター、文化施設での研修プロデュースや自治体の文化政策、街づくりのヴィジョン策定など多面的に活動。2022年10月よりアーツカウンシルさいたま プログラムディレクター。共著『文化からの復興 市民と震災といわきアリオスと』(水曜社)、『地域と文化芸術をつなげるコーディネーター インタビューによる事例調査』(一般財団法人地域創造)。

熊倉 純子(東京藝術大学 教授)

パリ第十大学卒、慶應義塾大学大学院修了(美学・美術史)。(社)企業メセナ協議会を経て、東京藝術大学教授。アートマネジメントの専門人材を育成し、「取手アートプロジェクト」(茨城県)、「アートアクセスあだち―音まち千住の縁」(東京都)など、地域型アートプロジェクトに学生たちと携わりながら、アートと市民社会の関係を模索し、文化政策を提案する。東京都芸術文化評議会文化都市政策部会委員、文化庁文化審議会文化政策部会委員などを歴任。監修書に『アートプロジェクト─芸術と共創する社会』、共編書に『社会とアートのえんむすび1996-2000─つなぎ手たちの実践』(共編)、共著に『「地元」の文化力―地域の未来のつくりかた』など。

インターンを募集します!

「すみだ川アートラウンド・ハブ」では、今年度実施するピアレビューにインターンとして参加してくださる方を募集します。アートプロジェクトの評価やピアレビュー、文化・芸術活動団体とのネットワーク形成に興味のある方は以下のフォームよりお申し込みください。

活動時期:2023年7月-2024年2月頃まで
活動内容:担当事務局やピアレビュー団体とのミーティングの参加、ピア団体の活動視察など(活動日は平日も含む)
活動頻度:7月以降月1-2日程度
定  員:3-4名程度
対  象:年齢や専門などは問いません。
お申し込みフォーム:https://forms.gle/jmAjx5BPPwDHi86h8

※内容は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

1DAYパフォーマンス表現街 出演者募集を開始!締め切りは9月4日(月)

熊倉研究室所属学生が授業の一環で関わっている音まち千住の縁の企画〈1DAYパフォーマンス表現街〉にて、公募出演者の募集を開始いたしました。
イベント詳細、応募方法などについては下記URLをご確認ください。

音楽、民謡、ダンスに落語、はたまた枠に捉われない実験的なものまで!
あなたの表現、募集します。表現形態(ジャンル)も、上手下手も問いません。
ささやかでもええじゃないか。うまくなくたってええじゃないか。
あなたの大切な表現、みせてくれませんか?

https://aaa-senju.com/p/15777

コロナ禍の表現を振り返る -アサダワタル コロナ禍における緊急アンケートコンサート 「声の質問19 / 19 Vocal Questions」をきっかけとしたクロストーク(熊倉研究室)

熊倉研究室の学生が運営に携わるアートプロジェクト、《アートアクセスあだち 音まち千住の縁》より、イベント開催のお知らせです。

2023年5月8日を境に、新型コロナウイルス感染症が現行の2類からインフルエンザ等に該当する5類へ移行することが正式に発表されました。2020年春に始まったパンデミックから約3年が経ち、次に進むための終止符が打たれようとしています。

この間に「不要不急」や「自粛」、「ソーシャルディスタンス」といった言葉が注目され、私たちの生活は急激な社会変化への対応を求められました。その言葉の数々が私たちに課した制約は、行動制限や物理的な距離のみならず、想像/創造する行為さえも制限していたように感じます。

人と人とが直接言葉を交わすことが難しい状況のなか、だからこそ「必要急務」なのだと、「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」では、2020年の夏からアーティスト・アサダワタルとともに「緊急アンケート『コロナ禍における想像力調査 声の質問19』」と題して多くの方々に「19個の質問」を投げかけました。2021年9月に行った「『コロナ禍における緊急アンケートコンサート 『声の質問19 / 19 Vocal Questions』」は、これらの質問と回答をもとに、バンド演奏を交え「コンサート」として発展・結晶化させた作品です。

「コロナ禍」と呼ばれる状況が終わるであろう、この時期に合わせて本コンサートを記録した映像作品の上映を行うとともに、この3年間のなかで、制約を糧にしながら文化・芸術が社会にどのような感覚を生み出し、どのような提案をしてきたかを見つめ直す2つのクロストークを行います。

企画概要

4/29(土)
A <会場参加のみ> コロナ禍における緊急アンケートコンサート 「声の質問19 / 19 Vocal Questions」※企画内容については、以下に記載

時  間:開場13:30   開演14:00(※上映時間約100分)
入  場:無料
定  員:50名(事前予約優先)
場  所:東京藝術大学千住キャンパス 第7ホール(東京都足立区千住1-25-1)
参加方法:会場参加のみ

B <会場参加|オンライン参加> コロナ禍の表現を振り返る クロストーク① コロナ禍の表現が生まれた「現場」を語る
コロナ禍における表現のあり方を模索することは、コロナ以前の社会で自明視されてきた創作における常識を問い直す営みと言えます。クロストーク①では、「声の質問19」の制作陣による具体的なエピソードを踏まえながら、音楽や美術、演劇やダンスなどの表現が生まれる「現場」にさまざまな立場で携わる登壇者とともに、それぞれが実感してきた戸惑いや希望について率直に語り合います。

登壇者
アサダワタル(アーティスト/近畿大学文芸学部文化デザイン学科特任講師)
長島確(ドラマトゥルク/フェスティバル/トーキョー18-20ディレクター)
小山冴子(アーツカウンシル東京プログラムオフィサー)
冨山紗瑛(「声の質問19」企画担当/アートマネージャー)

時  間:開場15:45   開演16:00(※18:00終了予定)
入  場:無料
定  員:50名(会場参加は事前予約優先)
場  所:東京藝術大学千住キャンパス 第7ホール(東京都足立区千住1-25-1)
参加方法:会場参加は事前申込優先/オンライン参加あり(アクセスリンク

4/30(日)
C  <会場参加のみ> コロナ禍における緊急アンケートコンサート 「声の質問19 / 19 Vocal Questions」 ※企画内容については、以下に記載
時  間:開場13:30   開演14:00(※上映時間約100分)
入  場:無料
定  員:50名(事前予約優先)
場  所:東京藝術大学千住キャンパス 第7ホール(東京都足立区千住1-25-1)
参加方法:会場参加のみ

D <会場参加|オンライン参加> コロナ禍の表現を振り返る クロストーク② コロナ禍の「日常」を表現のアーカイブから語る 
人々が何気なく行ってきた日々のコミュニケーション・生活様式の急激な変化を余儀なくされたコロナ禍において、文化に携わる人たちが培ってきた知恵や技術はどう活かされるべきでしょうか。クロストーク②では、自粛生活を送る人々に新たなアプローチを行う美術館の取り組みや、地域に関わるアートプロジェクトの事例などをそのアーカイブから読み解き、私たちの「日常」における想像/創造力のあり方について語り合います。

登壇者
アサダワタル
長島確
藤吉祐子(国立国際美術館主任研究員)
佐藤李青(アーツカウンシル東京プログラムオフィサー)

時  間:開場15:45   開演16:00(※18:00終了予定)
入  場:無料
定  員:50名(会場参加は事前予約優先)
場  所:東京藝術大学千住キャンパス 第7ホール(東京都足立区千住1-25-1)
参加方法:会場参加は事前申込優先/オンライン参加あり(アクセスリンク

申し込み・お問い合わせ

コンタクトフォーム:https://aaa-senju.com/contact
電話:03-6806-1740(13:00-18:00、火曜・木曜除く)
メール:info@aaa-senju.com
件名を「コロナ禍の表現を振り返る」とし、会場参加を希望される方は、ご希望のプログラムを選んでいただき、氏名(ふりがな)、ご連絡先(電話番号・メールアドレス)、参加人数をお伝えください。オンライン参加を希望される方は、当日までに本ページで公開されるリンクにアクセスください。

●お申し込みの際のお願い
お申し込み時に以下の質問への回答にご協力いただけますと幸いです。
Q. 3年前の今日、何をしていましたか?
ご回答は、メールの場合は本文にご記入ください。また、コンタクトフォームからのお申し込みの場合は、記入欄にご記載ください。

※「info@aaa-senju.com」からのメールを受信できるように設定してください。
※ 個人情報は厳重に管理し、本事業の運営およびご案内にのみ使用します。
※ プログラムの内容は変更となる場合がございます。予めご了承ください。
※ 新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じて実施します。

上映映像作品『コロナ禍における緊急アンケートコンサート 「声の質問19 / 19 Vocal Questions」』について

「声の質問」は、故寺山修司の秘書を務めた田中未知氏(作曲家)による作品『質問』(1977)をもとに、アーティストのアサダワタルが東京藝術大学と連携しながら2020年春からはじめたコミュニケーション様式です。「ふっと思考を遠くに飛ばすような」質問を書き下ろし、友人・知人たちとボイスメッセージで交流。

また、同大学(千住キャンパス)に隣接する地域拠点「仲町の家」を訪れた方々にアンケート形式で「2mは遠いですか、近いですか?」「猫も自粛していると思いますか?」と19の質問を投げかけ続けてきました。

こうして集められた「声」を携え、バンド「質問楽団」を結成。バンドのバック演奏とともに、原作からの引用も交えて「語りと音楽による舞台」を繰り広げたのが、2021年9月26日に開催された、コロナ禍における緊急アンケートコンサート「声の質問19 / 19 Vocal Questions」です。緊急事態宣言発令中のなか、最低限の観客数に絞り開催されたコンサートでは、「記録」をとりわけ大切にし、その場に立ち会えなかった人たちへ向けて「記録上映会」という形で追体験する場を設けてきました。

コロナ禍という未曾有の日常を、私的かつ詩的な「質問」で包み込み、テキストではなく「声」のやりとりを通じて、自分と出会い直し、誰かとつながる。この数年でゆるやかに、しかし大きく、変化し、変化させられ、変化しなかったわたしたちの生活について、この「コンサート/記録上映」を通して共に想像できれば幸いです。

原作:田中未知『質問』(1977)
総合演出:アサダワタル

上映作品等の詳細やクレジットについてはこちら

参考:声の質問19・登壇者に関連するプログラムなど

アサダワタル
ラジオ下神白プロジェクト
長島確
フェスティバル/トーキョー
東京芸術祭アーカイブ
藤吉祐子
・アクティビティ・パレット
佐藤李青
・東京アートポイント計画
・Tokyo Art Reserch Lab
・Art Support Tohoku-Tokyo 2011→2021
・note「渦中から:2020年4月21日-11月30日」
・note「続・渦中から:2021年6月21日/2022年2月25日」
・note「続々・渦中から|2022年5月9日-」
小山冴子
・現代美術オンラインイベントJP
冨山紗瑛
アーティスト・クロストーク《オンライン》#03 アサダワタル×山川冬樹「会えない日々と、気配のゆくえ」
『緊急アンケート『コロナ禍における想像力調査 声の質問19」』

クロストーク 登壇者プロフィール

アサダワタル
撮影:加藤甫

アーティスト、文筆家、近畿大学文芸学部教員。「これまでにない他者との不思議なつながりかた」をテーマに、様々な生活現場に出向き、アートプロジェクトの企画演出、作曲演奏、執筆活動を行う。展示演出に「まなざしラジオ!!」(東京芸術劇場, 2020)、コンサート演出に「声の質問19」(東京藝術大学, 2021)など。著書に『住み開き増補版』(筑摩書房)、『想起の音楽』(水曜社)など。受賞歴に、サウンドプロジェクト「SjQ++」(ドラム担当)でアルス・エレクトロニカ2013サウンドアート部門準グランプリ、CD作品「福島ソングスケイプ」(アサダワタルと下神白団地のみなさん名義)でグッドデザイン賞2022など。

長島確

ドラマトゥルク。大学院在学中、ベケットの後期散文作品を研究・翻訳するかたわら、字幕オペレーター、上演台本の翻訳者として演劇の現場に関わる。その後、日本におけるドラマトゥルクの草分けとして、様々な演出家や振付家の作品に参加。近年は劇場の発想やノウハウを劇場外に持ち出すことに関心をもち、アートプロジェクトにも積極的に関わる。
著書に『アトレウス家の建て方』、訳書に『新訳ベケット戯曲全集』(監修・共訳)ほか。
フェスティバル/トーキョー18-20ディレクター、現在、東京芸術祭のディレクターの1人。東京藝術大学国際芸術創造研究科准教授。

藤吉祐子

2004年より国立国際美術館に勤務。各校種による美術館活動の受け入れ、教職員を対象とした美術館活用プログラム実施、鑑賞サポートツール『アクティヴィティ・ブック』の制作など、子どもたちと美術の出会いを模索し、スクールプログラムに注力するとともに、きこえない子どもたちも参加する0歳からの美術館体験プログラム、視覚だけに頼らずに美術館のアクティヴィティを楽しむユニバーサルプログラム「みる+(プラス)」など、さまざまな人たちが、それぞれの立場で、美術や美術館と接点を持ち、美術や美術館、またそこで起こることを楽しむことのできるプログラム開発と実施に努めている。

佐藤李青

アーツカウンシル東京プログラムオフィサー、災間文化研究。小金井アートフル・アクション!実行委員会事務局長を経て、2011年6月より現職。東京アートポイント計画、Tokyo Art Research Labに加え、Art Support Tohoku-Tokyo(東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業)を立ち上げから2020年度の事業終了まで担当。単著に『震災後、地図を片手に歩きはじめる』(アーツカウンシル東京)。共著に『10年目の手記——震災体験を書く、よむ、編みなおす』(生きのびるブックス)ほか。2020年4月から断続的にコロナ禍の日記をnoteに投稿。

小山冴子

アーツカウンシル東京プログラムオフィサー。2006年より福岡にてオルタナティブスペース「art space tetra」を運営し、ジャンルや場所を横断するさまざまな企画を行う(2021年まで)。また自主レーベル『とんつーレコード』を主宰し、梅田哲也『○(しろたま)』、野村誠『ノムラノピアノ』等の作品をリリース。あいちトリエンナーレ2016や札幌国際芸術祭2017にコーディネーターとして参画したほか、さまざまな地域で展覧会の企画やスペースの運営等を手がける。2020年、コロナ禍に急増した現代美術系のオンラインイベントの情報共有・発信を行うプロジェクト「現代美術オンラインイベントjp」を開始。2022年より現職。

冨山紗瑛

1996年生まれ。東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科卒業、同大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻修了。 おもにアートマネジメントや文化政策を学び、2015年から2021年まで、足立区で展開されているアートプロジェクト《アートアクセスあだち 音まち千住の縁》にスタッフとして参加。2022年から、東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科教育研究助手をつとめながらフリーで活動。近年の仕事に、14.8moon《青にうつる 時は溜まる》制作(2022)、《こもごも団がゆく!》企画・マネジメント(2022-23)など。

アートプロジェクトがつむぐ縁のはなし 絵物語・声・評価でひもとく 大巻伸嗣「Memorial Rebirth 千住」の11年(熊倉研究室)

熊倉研究室の学生が運営に携わるアートプロジェクト、大巻伸嗣『Memorial Rebirth 千住』より、お知らせです。

「Memorial Rebirth 千住」が歩んだ11年を絵物語、事業にかかわってきた人の声、そして多様な評価分析の手法で紐解いた書籍がウェブ公開されました。本書は、Tokyo Art Research Lab(TARL)ウェブサイトよりご覧いただけます。
日本語版はこちら
※PDFデータを公開しているほか、ご希望の方には郵送(着払い)でお届けしています。詳細はTARLウェブサイトをご覧ください。

A document that unravels the 11-year history of “Memorial Rebirth Senju” through our project story, participant voices, and project evaluations is now available. This document is available on the Tokyo Art Research Lab (TARL) website.
English ver. is here ※英訳版はPDFデータのみの公開です。

[企画・制作]「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」 事務局、東京藝術大学熊倉純子研究室
[監修]熊倉純子
[著者]熊倉純子、藤枝怜、佐野直哉、槇原彩、篠原美奈
[制作チーム]藤枝怜、王季帆、篠原美奈、京谷眞鈴、田中天眞音、中島初穂
[イラストレーション]目 [mé]、mutsumi
[編集]今野綾花
[デザイン]川村格夫
[印刷]前田印刷株式会社
[発行]公益財団法人東京歴史文化財団 アーツカウンシル東京

大巻伸嗣|Memorial Rebirth 千住 
1分間に最大1万個のシャボン玉を生み出す装置を数十個並べて、無数のシャボン玉で見慣れたまちを一瞬にして光の風景へと変貌させる現代美術家の大巻伸嗣のアートパフォーマンス、Memorial Rebirth(通称:メモリバ)。
千住では、2012年3月にいろは通りから始まり、区内の小学校や公園など毎年場所を変えながらリレーのバトンのように手渡されてきました。
特設サイトはこちら
Shinji Ohmaki|Memorial Rebirth Senju
Memorial Rebirth (commonly known as “Memoriba”) is an art performance by the contemporary artist Shinji Ohmaki wherein dozens of machines that generate up to 10,000 soap bubbles per minute are installed into familiar townscapes, instantly transforming them into landscapes of light using countless soap bubbles. In Senju, beginning with Iroha Street in March 2012, “Memoriba” has been handed down like a baton while changing sites each year, from elementary schools to parks throughout Adachi City.
Website is here
本書 p.32 より抜粋

音まち千住の縁:アサダワタル「千住タウンレーベル」
タウンレコーダー募集説明会

千住の魅力を「音」で表現する「タウンレコーダー」(音の記者)の募集説明会を開催!! 続きを読む »

音まち千住の縁|表現(Hyogen)「茶MUSICA」

仲町の家でお茶と音楽を愉しむひと時

ミュージシャンたちの心地よい音楽に耳を傾けながら、午前には身体を目覚ませる抹茶を、午後にはゆったりと煎茶やほうじ茶を。
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無数のシャボン玉で見慣れた景色を変貌させるアートパフォーマンス「Memorial Rebirth(メモリアル・リバース)」。今年は足立区にある関屋公園を舞台に、まちの景色を彩ります。 続きを読む »

毛利嘉孝編著『アフターミュージッキング —実践する音楽—』(東京藝術大学出版会)のご案内

音楽学者クリストファー・スモールが提唱した〈ミュージッキング〉。「音楽(ミュージック)」を固定された〈名詞〉ではなく、変化・生成する〈動詞〉として捉えること 続きを読む »

&Geidai:音まち千住の縁|Memorial Rebirth 千住 2017
「1日だけのティーンズ楽団」募集のお知らせ【終了】

10代のための藝大ワークショップに参加して、1日だけのティーンズ楽団の一員として、あなたも出演しませんか。 続きを読む »

音まち千住の縁:野村誠 千住だじゃれ音楽祭「第2回 だじゃれ音楽研究大会」8月26日(土)【終了】

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