コンサート作品
樹木が大地に根づいているように、 あらゆる‘行為’という葉の根源を辿ってゆくと、 1つの揺るぎない大地という‘普遍的表現’に繋がるのではないか。 それをさぐる試みの第一歩。
3人の版画家とギター、ハックブレット、コントラバスの3人の奏者による、パフォーマンス。 版画の多色摺りとインドネシアのガムラン音楽の重層的な構造に類似性を感じ、それらを発展させ、作曲部分と即興部分をロンド形式的に繰り返す構成で行う。 パフォーマンスの最後には、3枚の版木から1枚の楽譜が生まれた。 目的をもち、かつそれぞれに関係しながら構築されていく作品の成り立ちが建物と建物を繋ぎ、人の縦横を思い起こさせる「回廊」の様相を呈してきたためタイトルとした。
最後に。関わっていただいた全ての人に感謝を込めて。