東京藝術大学 音楽環境創造科

音まち:関連記事

大巻伸嗣 「MEMORIAL REBIRTH 千住 2023 東加平」5年ぶりに開催決定!

アートアクセスあだち 音まち千住の縁
大巻伸嗣 「MEMORIAL REBIRTH 千住 2023 東加平」5年ぶりに開催決定!

日時|令和5年12月3日(日)
会場|足立区立東加平小学校 (東京都足立区加平1-12-12)

現代美術家・大巻伸嗣による「Memorial Rebirth(メモリバ)」は、無数のシャボン玉で見慣れたまちを光の風景に変貌させ、記憶を喚起するアートパフォーマンス。これまで千住・西新井で8回開催し、足立区の風物詩となりつつあるメモリバが、コロナ禍を経て東加平小学校にやってきます!
昼は東加平地域で紡いだオリジナルの歌詞にあわせて「しゃボンおどり」。夜は、光の玉とともに作曲家野村誠のピアノの音色が空間を幻想的に彩ります。

◎2018年度(前回)の映像はこちら
大巻伸嗣「Memoriel Rebirth 千住 2018 西新井」
https://www.youtube.com/watch?v=7Eq4V1IBp4g


■概要

令和5年12月3日(日)
足立区立東加平小学校(東京都足立区加平1-12-12)

開場|12時30分(屋台、ワークショップ開始)
入場無料(申込不要)※屋台は有料

昼の部(14時00分〜14時30分)|出演者=くるくるチャーミー[大西健太郎、富塚絵美]、音まちビッグバンド
夜の部(17時00分〜17時30分)|出演者=野村 誠

※各回30分程度。小雨決行、雨天時は内容を変更することがあります。

詳細はこちら
https://aaa-senju.com/ohmaki


■会場アクセス

【電車】
北綾瀬駅から徒歩約6分(東京メトロ 千代田線)

【電車+バス】
東京メトロ 千代田線 綾瀬駅から下記のいずれかのバスで「加平橋」下車 徒歩約3分
東武バス 綾22・綾24 系統(西口3のりば) 「竹ノ塚駅東口」行き
東武バス 綾40 系統(西口4のりば) 「花畑団地」行き
東武バス 綾61・綾62 系統(西口5のりば) 「八潮駅北口」「八潮市役所」行き

※駐車場・駐輪場はございません。公共交通機関でご来場ください。


■アーティストプロフィール

「しゃボンおどり」作曲・振付
くるくるチャーミー[大西健太郎、富塚絵美]
東京藝術大学卒業生による若手アーティストユニット。ダンス、歌、作曲、音響などそれぞれの得意分野をもつ個性的なメンバーが集い、地域のお祭りや結婚式、パーティでのパフォーマンスなどで活躍。

ピアノ
野村 誠
作曲家、千住だじゃれ音楽祭ディレクター。8歳で作曲を始める。中学時代は落語研究会に所属。
1990年代より共同作曲を探求。ジャワ・ガムランと児童合唱のための《踊れ!ベートーヴェン》(1996)を発表以来、東南アジアとのコラボレーションを積極的に行う。野村幸弘との即興映像ドキュメントを行い、タイ(2004,2007)、インドネシア(2005)、カンボジア(2007)、台湾(2011)、マレーシア(2013,2015)など、約20本のドキュメンタリー映像を制作。日本相撲聞芸術作曲家協議会(JACSHA)理事。相撲から着想を得た作品を数多く発表。2014年から日本センチュリー交響楽団コミュニティ・ミュージック・ディレクター。オーケストラの可能性を拡張する試みを実践。淡路島アートセンターの委嘱で、やぶくみこと『瓦の音楽』を展開。2020年より、びわ湖・アーティスツ・みんぐる『ガチャ・コン音楽祭』ディレクターとして、サイトスペシフィックなプロジェクトを展開。著書に「音楽の未来を作曲する」(晶文社)などがある。
makotonomura.net

「Memorial Rebirth」の作者
大巻伸嗣
美術作家。1971 年岐阜県生まれ。アジアパシフィックトリエンナーレや横浜トリエンナーレ2008、エルメス セーヴル店(パリ)、アジアンアートビエンナーレなど世界中の芸術祭や美術館・ギャラリーでの展覧会に参加している。展示空間を非日常的な世界に生まれ変わらせ、鑑賞者の身体的な感覚を呼び覚ますダイナミックな作品《Liminal Air》《Memorial Rebirth》《Echoes》を発表している。
www.shinjiohmaki.net


■当日その他の催し

・屋台
地域の方々による飲食の屋台が出店します。*調整中(12時30分~16時45分)

・装いづくりワークショップ
「しゃボンおどり」を彩るアクセサリーをつくります。手づくりの装いを身につけて、一緒におどりの輪に加わろう!(12時30分~13時45分[13時30分 受付終了])

主催
東京藝術大学音楽学部・大学院国際芸術創造研究科
特定非営利活動法人音まち計画
足立区

協力
足立区立東加平小学校の皆さま

お問い合わせ先
「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」事務局
電話番号:03-6806-1740(13:00~18:00、火曜・木曜除く)
メールアドレス:info@aaa-senju.com
ウェブサイト:https://aaa-senju.com/
※「info@aaa-senju.com」からのメールを受信できるように設定してください
※個人情報は厳重に管理し、本事業の運営およびご案内にのみ使用します。
※内容は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

対話と支え合いの評価手法 ピアレビュー入門!すみだ川アートラウンド・ハブ ― 評価を通じて文化活動が出会う

「すみだ川アートラウンド・ハブ」は、隅田川流域7区(北区・足立区・墨田区・台東区・荒川区・江東区・中央区)を舞台にまちづくりや文化、アートにまつわる事業を展開するNPO、文化・芸術団体のネットワークづくりをしています。昨年度は、「アウトリーチ」をテーマに、それぞれの場所に根差した文化芸術活動を行っている団体に着目し、隅田川流域で活動する4団体を招き、2団体ごとにお互いの事業内容などについてピアレビュー(同業者による相互評価)を行いました。今年度も隅田川流域の団体を対象にピアレビューを実施し、その成果報告会も予定しています。

それに先立ち、今回は「ピアレビュー入門編」として『アートプロジェクトのピアレビュー 対話と支え合いの評価手法』(2020年、水曜社)の出版にも携わり、さまざまなコーディネート、コンサルティング業務を通してアートプロジェクトに伴走してきた若林朋子さんをお招きし、公開講座を実施します。講座では、アートプロジェクトの評価やピアレビューの基礎知識や実践方法などについて学びます。

「ピア」とは「同僚や仲間」のこと。「ピアレビュー」は自分たちと似たプロジェクトの視点を借りて自身を見つめ直す写し鏡のような評価方法です。本講座を通して、文化芸術活動に携わる方々が、ピアと出会い、ネットワークが形成されていくきっかけとなることを目指します。

開催概要

2023年7月22日(土)14:00~15:30 開場 13:30

会場
東京藝術大学千住キャンパス[東京都足立区千住1-25-1]
会場交通案内はこちら

登壇者
熊倉純子(東京藝術大学 教授)
若林朋子(プロジェクト・コーディネーター/立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科特任教授)
森隆一郎(合同会社渚と 代表社員 / アーツカウンシルさいたま プログラムディレクター)

内容
すみだ川アートラウンドについて:コレクティブ化構想とは?:熊倉純子
ピアレビュー概論:若林朋子
ピアレビューの報告とこれから:森隆一郎

開催形式
会場参加および
オンライン参加(Zoomウェビナー)
(要事前申込)

定員
会場参加:50名 (先着順)

参加費無料

お申込み
会場参加・オンライン参加ともに、下記のGoogle フォームよりお申込みください。(7月20日16:00締切・ただし、定員になり次第締め切らせていただきます)

https://forms.gle/s6uMek2gPGipPmTRA

※ オンライン(Zoomウェビナー)への参加URLは開催2日前までにメールにてご案内いたします。メールが届かない等の不具合がありましたら、下記お問合せ先までご連絡ください。
※個人情報は厳重に管理し、本事業の運営およびご案内にのみ使用します。

主催
東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科

お問合せ

すみだ川アートラウンド 運営事務局
MAIL:sumida.artround★gmail.com
※アドレスの★を半角の@に変えてお送りください

登壇者プロフィール

若林朋子(プロジェクト・コーディネーター/立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科特任教授)

1999~2013年企業メセナ協議会勤務時に、芸術支援と評価の研究に取り組む(エピソード評価やピア・レビュー等)。2013年よりフリー。各種事業のコーディネート、調査研究、NPOの運営支援や自治体の文化政策等に関わる中で、芸術助成プログラムの立案、審査、評価なども行う。分担執筆に『アートNPOデータバンク2018-19「実践編!アートの現場からうまれた評価」』(アートNPOリンク)、編著 『アートプロジェクトを評価するために』(東京都歴史文化財団)ほか。

森隆一郎 (合同会社渚と 代表社員 / アーツカウンシルさいたま プログラムディレクター)

1966年東京生まれ。90年代より江東区文化センターやティアラこうとうで企画制作を担当、並行して2002年からアサヒ・アート・フェスティバルに立ち上げから参画。2007年いわき芸術文化交流館アリオス マーケティングマネージャー、2012年からアーツカウンシル東京 広報調整担当課長。2018年独立。陸と海の境界線が揺らぐ場 =「渚」にちなんで、アートと社会の間に新しい関係性を育むことを目指す「渚と」として活動開始。その他、東京藝術大学すみだ川アートラウンド・ハブ・ディレクター、文化施設での研修プロデュースや自治体の文化政策、街づくりのヴィジョン策定など多面的に活動。2022年10月よりアーツカウンシルさいたま プログラムディレクター。共著『文化からの復興 市民と震災といわきアリオスと』(水曜社)、『地域と文化芸術をつなげるコーディネーター インタビューによる事例調査』(一般財団法人地域創造)。

熊倉 純子(東京藝術大学 教授)

パリ第十大学卒、慶應義塾大学大学院修了(美学・美術史)。(社)企業メセナ協議会を経て、東京藝術大学教授。アートマネジメントの専門人材を育成し、「取手アートプロジェクト」(茨城県)、「アートアクセスあだち―音まち千住の縁」(東京都)など、地域型アートプロジェクトに学生たちと携わりながら、アートと市民社会の関係を模索し、文化政策を提案する。東京都芸術文化評議会文化都市政策部会委員、文化庁文化審議会文化政策部会委員などを歴任。監修書に『アートプロジェクト─芸術と共創する社会』、共編書に『社会とアートのえんむすび1996-2000─つなぎ手たちの実践』(共編)、共著に『「地元」の文化力―地域の未来のつくりかた』など。

インターンを募集します!

「すみだ川アートラウンド・ハブ」では、今年度実施するピアレビューにインターンとして参加してくださる方を募集します。アートプロジェクトの評価やピアレビュー、文化・芸術活動団体とのネットワーク形成に興味のある方は以下のフォームよりお申し込みください。

活動時期:2023年7月-2024年2月頃まで
活動内容:担当事務局やピアレビュー団体とのミーティングの参加、ピア団体の活動視察など(活動日は平日も含む)
活動頻度:7月以降月1-2日程度
定  員:3-4名程度
対  象:年齢や専門などは問いません。
お申し込みフォーム:https://forms.gle/jmAjx5BPPwDHi86h8

※内容は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

1DAYパフォーマンス表現街 出演者募集を開始!締め切りは9月4日(月)

熊倉研究室所属学生が授業の一環で関わっている音まち千住の縁の企画〈1DAYパフォーマンス表現街〉にて、公募出演者の募集を開始いたしました。
イベント詳細、応募方法などについては下記URLをご確認ください。

音楽、民謡、ダンスに落語、はたまた枠に捉われない実験的なものまで!
あなたの表現、募集します。表現形態(ジャンル)も、上手下手も問いません。
ささやかでもええじゃないか。うまくなくたってええじゃないか。
あなたの大切な表現、みせてくれませんか?

https://aaa-senju.com/p/15777

コロナ禍の表現を振り返る -アサダワタル コロナ禍における緊急アンケートコンサート 「声の質問19 / 19 Vocal Questions」をきっかけとしたクロストーク(熊倉研究室)

熊倉研究室の学生が運営に携わるアートプロジェクト、《アートアクセスあだち 音まち千住の縁》より、イベント開催のお知らせです。

2023年5月8日を境に、新型コロナウイルス感染症が現行の2類からインフルエンザ等に該当する5類へ移行することが正式に発表されました。2020年春に始まったパンデミックから約3年が経ち、次に進むための終止符が打たれようとしています。

この間に「不要不急」や「自粛」、「ソーシャルディスタンス」といった言葉が注目され、私たちの生活は急激な社会変化への対応を求められました。その言葉の数々が私たちに課した制約は、行動制限や物理的な距離のみならず、想像/創造する行為さえも制限していたように感じます。

人と人とが直接言葉を交わすことが難しい状況のなか、だからこそ「必要急務」なのだと、「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」では、2020年の夏からアーティスト・アサダワタルとともに「緊急アンケート『コロナ禍における想像力調査 声の質問19』」と題して多くの方々に「19個の質問」を投げかけました。2021年9月に行った「『コロナ禍における緊急アンケートコンサート 『声の質問19 / 19 Vocal Questions』」は、これらの質問と回答をもとに、バンド演奏を交え「コンサート」として発展・結晶化させた作品です。

「コロナ禍」と呼ばれる状況が終わるであろう、この時期に合わせて本コンサートを記録した映像作品の上映を行うとともに、この3年間のなかで、制約を糧にしながら文化・芸術が社会にどのような感覚を生み出し、どのような提案をしてきたかを見つめ直す2つのクロストークを行います。

企画概要

4/29(土)
A <会場参加のみ> コロナ禍における緊急アンケートコンサート 「声の質問19 / 19 Vocal Questions」※企画内容については、以下に記載

時  間:開場13:30   開演14:00(※上映時間約100分)
入  場:無料
定  員:50名(事前予約優先)
場  所:東京藝術大学千住キャンパス 第7ホール(東京都足立区千住1-25-1)
参加方法:会場参加のみ

B <会場参加|オンライン参加> コロナ禍の表現を振り返る クロストーク① コロナ禍の表現が生まれた「現場」を語る
コロナ禍における表現のあり方を模索することは、コロナ以前の社会で自明視されてきた創作における常識を問い直す営みと言えます。クロストーク①では、「声の質問19」の制作陣による具体的なエピソードを踏まえながら、音楽や美術、演劇やダンスなどの表現が生まれる「現場」にさまざまな立場で携わる登壇者とともに、それぞれが実感してきた戸惑いや希望について率直に語り合います。

登壇者
アサダワタル(アーティスト/近畿大学文芸学部文化デザイン学科特任講師)
長島確(ドラマトゥルク/フェスティバル/トーキョー18-20ディレクター)
小山冴子(アーツカウンシル東京プログラムオフィサー)
冨山紗瑛(「声の質問19」企画担当/アートマネージャー)

時  間:開場15:45   開演16:00(※18:00終了予定)
入  場:無料
定  員:50名(会場参加は事前予約優先)
場  所:東京藝術大学千住キャンパス 第7ホール(東京都足立区千住1-25-1)
参加方法:会場参加は事前申込優先/オンライン参加あり(アクセスリンク

4/30(日)
C  <会場参加のみ> コロナ禍における緊急アンケートコンサート 「声の質問19 / 19 Vocal Questions」 ※企画内容については、以下に記載
時  間:開場13:30   開演14:00(※上映時間約100分)
入  場:無料
定  員:50名(事前予約優先)
場  所:東京藝術大学千住キャンパス 第7ホール(東京都足立区千住1-25-1)
参加方法:会場参加のみ

D <会場参加|オンライン参加> コロナ禍の表現を振り返る クロストーク② コロナ禍の「日常」を表現のアーカイブから語る 
人々が何気なく行ってきた日々のコミュニケーション・生活様式の急激な変化を余儀なくされたコロナ禍において、文化に携わる人たちが培ってきた知恵や技術はどう活かされるべきでしょうか。クロストーク②では、自粛生活を送る人々に新たなアプローチを行う美術館の取り組みや、地域に関わるアートプロジェクトの事例などをそのアーカイブから読み解き、私たちの「日常」における想像/創造力のあり方について語り合います。

登壇者
アサダワタル
長島確
藤吉祐子(国立国際美術館主任研究員)
佐藤李青(アーツカウンシル東京プログラムオフィサー)

時  間:開場15:45   開演16:00(※18:00終了予定)
入  場:無料
定  員:50名(会場参加は事前予約優先)
場  所:東京藝術大学千住キャンパス 第7ホール(東京都足立区千住1-25-1)
参加方法:会場参加は事前申込優先/オンライン参加あり(アクセスリンク

申し込み・お問い合わせ

コンタクトフォーム:https://aaa-senju.com/contact
電話:03-6806-1740(13:00-18:00、火曜・木曜除く)
メール:info@aaa-senju.com
件名を「コロナ禍の表現を振り返る」とし、会場参加を希望される方は、ご希望のプログラムを選んでいただき、氏名(ふりがな)、ご連絡先(電話番号・メールアドレス)、参加人数をお伝えください。オンライン参加を希望される方は、当日までに本ページで公開されるリンクにアクセスください。

●お申し込みの際のお願い
お申し込み時に以下の質問への回答にご協力いただけますと幸いです。
Q. 3年前の今日、何をしていましたか?
ご回答は、メールの場合は本文にご記入ください。また、コンタクトフォームからのお申し込みの場合は、記入欄にご記載ください。

※「info@aaa-senju.com」からのメールを受信できるように設定してください。
※ 個人情報は厳重に管理し、本事業の運営およびご案内にのみ使用します。
※ プログラムの内容は変更となる場合がございます。予めご了承ください。
※ 新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じて実施します。

上映映像作品『コロナ禍における緊急アンケートコンサート 「声の質問19 / 19 Vocal Questions」』について

「声の質問」は、故寺山修司の秘書を務めた田中未知氏(作曲家)による作品『質問』(1977)をもとに、アーティストのアサダワタルが東京藝術大学と連携しながら2020年春からはじめたコミュニケーション様式です。「ふっと思考を遠くに飛ばすような」質問を書き下ろし、友人・知人たちとボイスメッセージで交流。

また、同大学(千住キャンパス)に隣接する地域拠点「仲町の家」を訪れた方々にアンケート形式で「2mは遠いですか、近いですか?」「猫も自粛していると思いますか?」と19の質問を投げかけ続けてきました。

こうして集められた「声」を携え、バンド「質問楽団」を結成。バンドのバック演奏とともに、原作からの引用も交えて「語りと音楽による舞台」を繰り広げたのが、2021年9月26日に開催された、コロナ禍における緊急アンケートコンサート「声の質問19 / 19 Vocal Questions」です。緊急事態宣言発令中のなか、最低限の観客数に絞り開催されたコンサートでは、「記録」をとりわけ大切にし、その場に立ち会えなかった人たちへ向けて「記録上映会」という形で追体験する場を設けてきました。

コロナ禍という未曾有の日常を、私的かつ詩的な「質問」で包み込み、テキストではなく「声」のやりとりを通じて、自分と出会い直し、誰かとつながる。この数年でゆるやかに、しかし大きく、変化し、変化させられ、変化しなかったわたしたちの生活について、この「コンサート/記録上映」を通して共に想像できれば幸いです。

原作:田中未知『質問』(1977)
総合演出:アサダワタル

上映作品等の詳細やクレジットについてはこちら

参考:声の質問19・登壇者に関連するプログラムなど

アサダワタル
ラジオ下神白プロジェクト
長島確
フェスティバル/トーキョー
東京芸術祭アーカイブ
藤吉祐子
・アクティビティ・パレット
佐藤李青
・東京アートポイント計画
・Tokyo Art Reserch Lab
・Art Support Tohoku-Tokyo 2011→2021
・note「渦中から:2020年4月21日-11月30日」
・note「続・渦中から:2021年6月21日/2022年2月25日」
・note「続々・渦中から|2022年5月9日-」
小山冴子
・現代美術オンラインイベントJP
冨山紗瑛
アーティスト・クロストーク《オンライン》#03 アサダワタル×山川冬樹「会えない日々と、気配のゆくえ」
『緊急アンケート『コロナ禍における想像力調査 声の質問19」』

クロストーク 登壇者プロフィール

アサダワタル
撮影:加藤甫

アーティスト、文筆家、近畿大学文芸学部教員。「これまでにない他者との不思議なつながりかた」をテーマに、様々な生活現場に出向き、アートプロジェクトの企画演出、作曲演奏、執筆活動を行う。展示演出に「まなざしラジオ!!」(東京芸術劇場, 2020)、コンサート演出に「声の質問19」(東京藝術大学, 2021)など。著書に『住み開き増補版』(筑摩書房)、『想起の音楽』(水曜社)など。受賞歴に、サウンドプロジェクト「SjQ++」(ドラム担当)でアルス・エレクトロニカ2013サウンドアート部門準グランプリ、CD作品「福島ソングスケイプ」(アサダワタルと下神白団地のみなさん名義)でグッドデザイン賞2022など。

長島確

ドラマトゥルク。大学院在学中、ベケットの後期散文作品を研究・翻訳するかたわら、字幕オペレーター、上演台本の翻訳者として演劇の現場に関わる。その後、日本におけるドラマトゥルクの草分けとして、様々な演出家や振付家の作品に参加。近年は劇場の発想やノウハウを劇場外に持ち出すことに関心をもち、アートプロジェクトにも積極的に関わる。
著書に『アトレウス家の建て方』、訳書に『新訳ベケット戯曲全集』(監修・共訳)ほか。
フェスティバル/トーキョー18-20ディレクター、現在、東京芸術祭のディレクターの1人。東京藝術大学国際芸術創造研究科准教授。

藤吉祐子

2004年より国立国際美術館に勤務。各校種による美術館活動の受け入れ、教職員を対象とした美術館活用プログラム実施、鑑賞サポートツール『アクティヴィティ・ブック』の制作など、子どもたちと美術の出会いを模索し、スクールプログラムに注力するとともに、きこえない子どもたちも参加する0歳からの美術館体験プログラム、視覚だけに頼らずに美術館のアクティヴィティを楽しむユニバーサルプログラム「みる+(プラス)」など、さまざまな人たちが、それぞれの立場で、美術や美術館と接点を持ち、美術や美術館、またそこで起こることを楽しむことのできるプログラム開発と実施に努めている。

佐藤李青

アーツカウンシル東京プログラムオフィサー、災間文化研究。小金井アートフル・アクション!実行委員会事務局長を経て、2011年6月より現職。東京アートポイント計画、Tokyo Art Research Labに加え、Art Support Tohoku-Tokyo(東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業)を立ち上げから2020年度の事業終了まで担当。単著に『震災後、地図を片手に歩きはじめる』(アーツカウンシル東京)。共著に『10年目の手記——震災体験を書く、よむ、編みなおす』(生きのびるブックス)ほか。2020年4月から断続的にコロナ禍の日記をnoteに投稿。

小山冴子

アーツカウンシル東京プログラムオフィサー。2006年より福岡にてオルタナティブスペース「art space tetra」を運営し、ジャンルや場所を横断するさまざまな企画を行う(2021年まで)。また自主レーベル『とんつーレコード』を主宰し、梅田哲也『○(しろたま)』、野村誠『ノムラノピアノ』等の作品をリリース。あいちトリエンナーレ2016や札幌国際芸術祭2017にコーディネーターとして参画したほか、さまざまな地域で展覧会の企画やスペースの運営等を手がける。2020年、コロナ禍に急増した現代美術系のオンラインイベントの情報共有・発信を行うプロジェクト「現代美術オンラインイベントjp」を開始。2022年より現職。

冨山紗瑛

1996年生まれ。東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科卒業、同大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻修了。 おもにアートマネジメントや文化政策を学び、2015年から2021年まで、足立区で展開されているアートプロジェクト《アートアクセスあだち 音まち千住の縁》にスタッフとして参加。2022年から、東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科教育研究助手をつとめながらフリーで活動。近年の仕事に、14.8moon《青にうつる 時は溜まる》制作(2022)、《こもごも団がゆく!》企画・マネジメント(2022-23)など。

アートプロジェクトがつむぐ縁のはなし 絵物語・声・評価でひもとく 大巻伸嗣「Memorial Rebirth 千住」の11年(熊倉研究室)

熊倉研究室の学生が運営に携わるアートプロジェクト、大巻伸嗣『Memorial Rebirth 千住』より、お知らせです。

「Memorial Rebirth 千住」が歩んだ11年を絵物語、事業にかかわってきた人の声、そして多様な評価分析の手法で紐解いた書籍がウェブ公開されました。本書は、Tokyo Art Research Lab(TARL)ウェブサイトよりご覧いただけます。
日本語版はこちら
※PDFデータを公開しているほか、ご希望の方には郵送(着払い)でお届けしています。詳細はTARLウェブサイトをご覧ください。

A document that unravels the 11-year history of “Memorial Rebirth Senju” through our project story, participant voices, and project evaluations is now available. This document is available on the Tokyo Art Research Lab (TARL) website.
English ver. is here ※英訳版はPDFデータのみの公開です。

[企画・制作]「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」 事務局、東京藝術大学熊倉純子研究室
[監修]熊倉純子
[著者]熊倉純子、藤枝怜、佐野直哉、槇原彩、篠原美奈
[制作チーム]藤枝怜、王季帆、篠原美奈、京谷眞鈴、田中天眞音、中島初穂
[イラストレーション]目 [mé]、mutsumi
[編集]今野綾花
[デザイン]川村格夫
[印刷]前田印刷株式会社
[発行]公益財団法人東京歴史文化財団 アーツカウンシル東京

大巻伸嗣|Memorial Rebirth 千住 
1分間に最大1万個のシャボン玉を生み出す装置を数十個並べて、無数のシャボン玉で見慣れたまちを一瞬にして光の風景へと変貌させる現代美術家の大巻伸嗣のアートパフォーマンス、Memorial Rebirth(通称:メモリバ)。
千住では、2012年3月にいろは通りから始まり、区内の小学校や公園など毎年場所を変えながらリレーのバトンのように手渡されてきました。
特設サイトはこちら
Shinji Ohmaki|Memorial Rebirth Senju
Memorial Rebirth (commonly known as “Memoriba”) is an art performance by the contemporary artist Shinji Ohmaki wherein dozens of machines that generate up to 10,000 soap bubbles per minute are installed into familiar townscapes, instantly transforming them into landscapes of light using countless soap bubbles. In Senju, beginning with Iroha Street in March 2012, “Memoriba” has been handed down like a baton while changing sites each year, from elementary schools to parks throughout Adachi City.
Website is here
本書 p.32 より抜粋

NAKACHO ART SERIES #5

日常にアートとの出会いを。
現在進行形で生み出される表現を仲町の家へ届ける、藝大生によるプロジェクト。

#5 松吉菜々子 / 池田翔《 雪わたり 》

日本家屋で聴く、春を待つ雪国の物語
東京藝術大学の学生による展示企画、NAKACHO ART SERIES。第5回は、発話を組み込んだ 作曲を行う松吉菜々子、サウンドデザインを手がける池田翔の2名による音楽/音響作品を発表 します。長い歴史を持つ「仲町の家」ならではの音の気配を活かしつつ、宮沢賢治「雪わたり」の 世界を描き出します。

展示
日時:2022年1月15日(土)〜2月14日(月)土日月祝 10:00〜17:00 OPEN / 入場無料
場所:仲町の家(東京都足立区千住仲町29-1 東京藝術大学千住校地から徒歩4分)

主催:東京藝術大学大学院 国際芸術創造研究科 熊倉純子研究室
協力:NPO法人音まち計画
助成:武藤舞音楽環境創造教育研究助成金
WEB:https://nakachoartseries20.wixsite.com/nas2021

問い合わせ:nakachoartseries2021@gmail.com(担当:荒川)

※本企画は「アートアクセスあだち 音まち千住の縁 拠点形成事業 パイロットプログラム」の一環で実施しています。
※展示や開室のスケジュールは変更になる場合がございます。事前にSNSで情報を確認いただいた上でご来場ください。ウイルス感染防止に充分留意しながら実施していきます。

多国籍美術展・「わたしたちはみえている – 日本に暮らす海外ルーツの人びと – 」

東京都足立区を拠点に、音をテーマにしたアートプロジェクトを展開する「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」。そのプログラムの1つ、「イミグレーション・ミュージアム・東京(以下、「IMM東京」)」は、アートを通じて、日本に暮らす海外ルーツの人びとと出会うきっかけをつくってきました。また、ミュージアムと謳いながら特定の拠点を持つことなく、「移民」のように足立区のいたる所を転々としながら活動しています。

2021年12月、約10年間の活動の集大成として、多文化社会をテーマにした多国籍美術展・「わたしたちはみえている – 日本に暮らす海外ルーツの人びと – 」を開催します。母国を離れ日本の地で暮らす彼/彼女らは、日々の生活の中でどのように他国の文化に「適応」し、その中で自らの文化を「保持」し、さらには「融合」しているのでしょうか。展覧会では、IMM東京が掲げる「適応」、「保持」、「融合」というキーワードを、ホスト&ゲストアーティストたちによる「作品展」、海外ルーツを持つ表現者たちによる「公募展」、多文化社会に取り組む団体の「活動紹介展」という3つのアプローチで紐解きます。

[特設WEBサイト] https://immigration-museum-tokyo.com/

◆開催概要 【入場料無料】
[日時] 令和3(2021)年12月11日(土)~26日(日)13時~19時
[場所] 北千住BUoY (足立区千住仲町49-11)、仲町の家(足立区千住仲町29-1) 
   ※北千住BUoY:火曜休み 仲町の家:火~木曜休み
※ 会場が混雑した場合、入場制限をする可能性がございます。展覧会の最新情報は特設WEBサイトをご覧ください。
※ 会期中は関連イベントも開催予定です。イベント詳細は特設WEBサイトにて随時発表いたします。
※ 新型コロナウイルス感染症の状況等により、プログラム内容は変更になる場合がございます。

◆ディレクターズ・ステートメント:岩井成昭(美術家、イミグレーション・ミュージアム・東京 主宰)
東京で開催されたオリンピック・パラリンピック終了後も、COVID-19に行動を限定される生活が続いています。同様に、国内に280万人以上存在する在留外国人の生活にも、私たち以上に大きな負荷がかかっています。オリンピックは彼ら/彼女らの生活に想いを馳せる機会にはなりませんでした。しかし、私たちが彼らを想うイマジネーションが失われたわけではありません。この時代にこそ彼らに関心を向けること、そして彼らからの発信を紹介することが、イミグレーション・ミュージアム・東京(IMM東京)にできることだと思います。
IMM東京は昨年2020年に活動10周年を迎え「美術館・わたしたちはみえている ― 日本に暮らす海外ルーツの人びと」という展覧会を開催予定でしたが、結果的にオンライン公開になりました。本展は昨年度の内容に追考と編集を進めた、満を持しての実地開催での展覧会となります。

◆展覧会構成
1. ホスト&ゲストアーティストによる「作品展」
現代日本における「移住と移民・多文化社会」をアーティストたちはどのように見つめ、作品を制作しているのでしょうか。IMM東京主宰の岩井成昭が、岩根愛、高山明、李晶玉の3名のゲストアーティストを招き、それらのアプローチを紐解きます。
出展作家(順不同):岩根愛、高山明、李晶玉、岩井成昭

李晶玉《Olympia 2020》(2019)
協力:株式会社SBIC、Gallery Q

2. 海外ルーツを持つ表現者たちによる「公募展」
2020年度、国内に暮らす海外ルーツを持つ人びとの作品をプロ・アマ問わず公募し、約100点以上の作品が集まりました。そのなかから、日々の生活の中でつくられた手芸品や、普段の暮らしを映したスナップ写真、自国文化と日本文化を混ぜ合わせた芸術表現など、日常の感性や思考が垣間見える約30点の作品を展示します。

Cedric Rolando – Neoyume
《#東京の決まり文句-1:14 銭湯》(2020)

3. 多文化社会に取り組む団体の「活動紹介展」
国内には多文化社会の在りようを探るさまざまな団体が活動しています。
なかには、その活動にアートを積極的に取り込んでいる事例もあります。それぞれの願う風景を映し出そうと活動を続ける団体をアーティストユニットL PACK.による空間デザインのもと紹介します。
参加団体(14団体、50音順)
一般社団法人kuriya/イミグラジオ〜アーツ前橋多文化放送局〜/カナガワビエンナーレ国際児童画展/公益財団法人可児市文化芸術振興財団/公益財団法人国際文化フォーラム/THE アート・プロジェクト多文化読み聞かせ隊/東京外国語大学 多言語多文化共生センター/東京で(国)境をこえる/特定非営利活動法人アデイアベバ・エチオピア協会/特定非営利活動法人多文化共生リソースセンター東海/特定非営利活動法人ダンスボックス/マルパ(MULPA)/みえ市民活動ボランティアセンター/武蔵野美術大学・カシオ計算機株式会社
空間デザイン:L PACK.

4. 市民リサーチャー・IMMねいばーずによる「リサーチ成果展」
IMM東京では、市民リサーチャー「IMMねいばーず」を公募し、多文化社会に関心のある学生や社会人、アーティスト活動をしている留学生など、多様な背景を持った多世代のメンバーと活動を行っています。定期的に集い、議論やフィールドワークを通じて多文化社会について考えてきた成果として、本展では、私たちの身の回りで複雑に絡み合う「滲み出る多文化」と「食」をテーマに展示を行います。

◆関連イベント
①オープニングイベント:多文化社会とオリンピック
日時:2021年12月11日(土)19:00~21:00(開場18:30)
会場:東京藝術大学 千住キャンパス 第7ホール
ゲストアーティスト:岩根愛、高山明、李晶玉
モデレーター:岩井成昭(IMM東京主宰)
定員:60名(事前申込優先) ※当日も余裕があれば参加可能

②トークイベント:アート×SDGsの可能性 -アートは社会になにをなげかける?-
日時:2021年12月19日(日)19:00~21:00(18:30開場)
会場:東京藝術大学 千住キャンパス 第7ホール
ゲストスピーカー:近藤やよい(足立区長)、日比野克彦(アーティスト、東京藝術大学美術学部長)
コメンテータ―(オンライン):岩井成昭(美術家、IMM東京主宰)
モデレーター:熊倉純子(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授)
定員:60名(事前申込優先) ※当日も余裕があれば参加可能

③クロージングイベント:写真で観る内なる国際化?!─名越啓介スライドトーク『Familia 保見団地』─
日時:2021年12月25日(土)19:00〜20:30(18:30開場)
会場:東京藝術大学 千住キャンパス 第7ホール
ゲスト:名越啓介(写真家)、岩井成昭(IMM東京主宰)
モデレーター:熊倉純子(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授)
定員:60名(事前申込優先) ※当日も余裕があれば参加可能

出演者詳細はこちら:https://aaa-senju.com/imi

★上記イベントのお申し込み方法
[WEBフォーム] https://aaa-senju.com/contact
[お電話] 03-6806-1740(13:00~18:00、火曜・木曜除く)
[メール] info@aaa-senju.com
件名に参加を希望されるイベントのタイトル(例:多文化社会とオリンピック)をご記入いただき、代表者氏名(ふりがな)、参加人数、ご連絡先(電話番号・メールアドレス)をお伝えください。
※「info@aaa-senju.com」からのメールを受信できるように設定してください。
※ 個人情報は厳重に管理し、本事業の運営およびご案内にのみ使用します。
※ プログラム内容は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

イミグレーション・ミュージアム・東京(IMM東京)とは
地域に居住する外国人と市民が現代アートの手法を用いて交流し、そのコミュニケーションの蓄積を作品としてアーカイブ化しながら、ミュージアムをつくることをめざす取り組みです。美術家の岩井成昭が中心となり、独自のコンセプトで活動を続けています。

アートアクセスあだち 音まち千住の縁(通称「音まち」)とは
アートを通じた新たなコミュニケーション(縁)を生み出すことをめざす市民参加型のアートプロジェクトです。足立区千住地域を中心に、市民とアーティストが協働して、「音」をテーマにしたさまざまなまちなかプログラムを展開しています。日本家屋「仲町の家」も文化サロンとしてオープン中!
※本事業はアーツカウンシル東京の「東京アートポイント計画」として実施しています。

主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、
東京藝術大学音楽学部・大学院国際芸術創造研究科、特定非営利活動法人音まち計画、足立区
助成:公益財団法人 朝日新聞文化財団、公益財団法人 花王 芸術・科学財団、公益財団法人 福武財団、
東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト

NAKACHO ART SERIES 2021 #4

日常にアートとの出会いを。
現在進行形で生み出される表現を仲町の家へ届ける、藝大生によるプロジェクト。

#4 福澤龍一《 鶴跡 》

昔話として伝わる「鶴女房」。
機織りをしているところを戸の隙間から覗かれた鶴は、正体を知られた以上もうここにはいられないと言って飛び去っていった。
時を経た今、もしも、鶴の居た部屋が残っているとしたら?
私たちはそこで何を感じるだろうか。
音に誘われ、再び戸を開く。

展示
日時:2021年9月4日(土)〜9月27日(月)土日月祝 10:00〜17:00 OPEN / 入場無料
※9/26(日)はコンサートのため展示はclose
場所:仲町の家・音まちミリオン座(茶室)

コンサートについて
展示最終週の9月26日(日)に、仲町の家にて2面の箏によるコンサートを行います。
初演となる福澤龍一「鶴跡」(かくせき)を含む40分程度のプログラムとなる予定です。
予約方法は公式ホームページをご覧ください。
日時:9月26日(日)
会場:仲町の家
時間:①13:00開演(12:30開場) ②16:30開演(16:00開場)
出演:森梓紗 菊凪ゆうこ(箏)
入場料:1500円(事前予約制)
客席数:各回15席程

作曲:福澤龍一(東京藝術大学音楽環境創造科2年)
美術:小池柊 仁科維
音響:池田翔
映像:唯野浩平
照明:天野瑞菜
演奏:森梓紗 菊凪ゆうこ
企画:荒川千優/三枝響子

主催:東京藝術大学大学院 国際芸術創造研究科 熊倉純子研究室
協力:NPO法人音まち計画
助成:武藤舞音楽環境創造教育研究助成金
WEB:https://nakachoartseries20.wixsite.com/nas2021

問い合わせ:nakachoartseries2021@gmail.com(担当:荒川)

※本企画は「アートアクセスあだち 音まち千住の縁 拠点形成事業 パイロットプログラム」の一環で実施しています。
※展示や開室のスケジュールは変更になる場合がございます。事前にSNSで情報を確認いただいた上でご来場ください。ウイルス感染防止に充分留意しながら実施していきます。

NAKACHO ART SERIES 2021 #3

日常にアートとの出会いを。
現在進行形で生み出される表現を仲町の家へ届ける、藝大生によるプロジェクト。

#3 中岡尚子 / 堀江幹 / 伊藤明日奈《2番目の風を右に曲がって》

仲町の家の端っこに位置する六畳間。そこはかつて住まいであり、また同時に茶室でもあったという。茶室では元来、身をかがめてにじり口を通り抜けるという身体動作が、その内において誰もが等しい関係であるということを約束した。ある場所が持つ意味は決して固定されたものではなく、私たちの意識の持ちようとそれに紐づく振る舞い次第でいかようにも変わりうる。にじり口を通り抜けるように、身体を通じて空間への意識を異化することはできないか。振る舞いによってやわらかに変容する、場所と私たちの関係性を問いかける。

日時:2021年7/10(土)-8/23(月) 土日月祝 10:00-17:00 OPEN / 入場無料
※8/14(土)-16(月)は夏期のお休み
場所:仲町の家・音まちミリオン座(茶室)
主催:東京藝術大学大学院 国際芸術創造研究科 熊倉純子研究室
協力:NPO法人音まち計画
WEB:https://nakachoartseries20.wixsite.com/nas2021
問い合わせ:nakachoartseries2021@gmail.com(担当:京谷)

※本企画は「アートアクセスあだち 音まち千住の縁 拠点形成事業 パイロットプログラム」 の一環で実施しています。
※展示や開室のスケジュールは変更になる場合がございます。事前にSNSで情報を確認いただいた上でご来場ください。ウイルス感染防止に充分留意しながら実施していきます。

NAKACHO ART SERIES 2021 #2


日常にアートとの出会いを。
現在進行形で生み出される表現を仲町の家へ届ける、藝大生によるプロジェクト。

#2 熊谷優里《あおば・あうと・おうと・おとうと・ばとう・げし》

みんなで同じ歌を歌うことなく合唱を完成させることを目標に定め、あるひとつの歌の詞と音楽を解体し、六つの新しい歌を作り出す。 「あおば・あうと・おうと・おとうと・ばとう・げし」は新しい歌それぞれのタイトルである。全く嚙み合わない六つの音と詞が、重なり合うことで一つの歌へと回帰していく。

日時:2021年5/1(土)-6/21(月)
   土日月祝 10:00-17:00 OPEN / 入場無料
場所:仲町の家・音まちミリオン座(茶室)
主催:東京藝術大学大学院 国際芸術創造研究科 熊倉純子研究室
協力:NPO法人音まち計画
WEB:https://nakachoartseries20.wixsite.com/nas2021
問い合わせ:nakachoartseries2021@gmail.com(担当:荒川)

※本企画は「アートアクセスあだち 音まち千住の縁 拠点形成事業 パイロットプログラム」 の一環で実施しています。
※展示や開室のスケジュールは変更になる場合がございます。事前にSNSで情報を確認いただいた上でご来場ください。ウイルス感染防止に充分留意しながら実施していきます。